正しい祈り方 (5)
では、一番奥の層はいかがなものなのだろうか。神的意識、大生命、深層意識は、どのように私たちに働いているのだろうか。私達のもっと意識しない処とは何でしょう。呼吸をする、鼓動が繰り返される、血液が循環する。環境に置き換えてみて、偶然の一致、必然の一致、奇跡の出来事などなど。意識しない意識のまた意識。しかし、ここの意識が一番私達の生活の中で密接に関わっているのです。あなたが、ケガをしたとしましょう。怪我は誰が治しますか。これは自然の働きです。手当てをしたあと、自然に、あなたの怪我を修復します。大生命の働きです。この力は偉大で、無限の力です。・例えば、土に種を植えたとします。種は自分に必要な栄養分を吸収しはじめます。そして、生命の働きによって、実を付け花を咲かせるでしょう。この無限の力は、栄養分と考えていただければよろしいのです。思考を、潜在意識に刻み込んだとしましょう。その思考は、独自の働きをします。エネルギーを吸収し始めます。神的意識は、全ての種子のエネルギー元なのです。この神的意識は、全てを備えているのです。私達が無限の創造力を生かし、体験させてくれるのです。この無限の力は何処にでも存在しています。あなたの潜在意識には、あなたの全ての記憶があります。この神的意識は、全ての人の意識と潜在意識、生命の全ての記憶があるのです。ここは、完全に調和のとれた平和な意識なのです。喜びに満ち愛に満ち幸福そのものです。えっ。と思われた方は居ませんか。何故この意識がくまなく存在しているのに悲惨な出来事が多いのか、と。それはその通りです。しかし、私達は無限の創造力を使い、体験すること。又、体験していることが、私達の生活です。私達一人ひとりの想像の自由ということなのです。実は私達は、感情や思考、言葉や行動において、常に要求しているのです。そして、常に与えてくれているのです。
常に言葉を選び、どんどん「潜在意識」「神的意識」に送り込もう。あなたは生活の中で、人を憎んだり嫌ったりする事があるはずです。あなたの前にA君が居たとしましょう。あなたはとてもその人を嫌ったとします。あなたのイメージの世界では、その人を批判し非難し、憎しみや怒りが起こる感情になると思います。今その瞬間、あなたは自分を苦しめたのです。あなたからは、批判や苦しみ怒りというオーラが出ました。又、あなたは自分の潜在意識に、「批判」「非難」「憎しみ」「怒り」など同じことを刻み込んでしまったのです。頭の中でイメージしたことは、そのまま、潜在意識に移ります。潜在意識はそのものを現実に映し出します。あなたは、実は憎しみとか、怒りという「出会い」を自ら呼んでいることになるのです。こうした、憎しみや怒り、批判や非難というものを、感情として出てくるのを避けなければなりません。許してならないでしょう。これはあなたのためです。もしその人が、明らかに悪いことをしてると思えば、その人はそれなりのことが帰ります。こんな時は、その人を祝福して、健康で幸福であるように祈って、後はほっとくことです。ここでもう一つ、今あなたは幸福であるように思いました。ここがポイントです。あなたは他の人の祝福を願ったとき、実は自分の潜在意識、神的意識に「幸福」を送り込んだことになるのです。あなたの潜在意識にある、破壊的な考えを「喜び」や「愛」や「幸福」に置き換えることをおすすめします。人のために幸福を祈ることはあなたのためになります。