正しい祈り方  (4)

さて、よりよく潜在意識に意識を植え付けるにはどうしたらよいのでしょうか。それは、あなたの意識が低下し潜在意識が現れて来る状態を見つければ良いのです。その状態とは、眠りにつく前です。あなたの思考力は低下します。意識と潜在意識が入れ替わるときです。この状態がベストです。何故なら、肯定した言葉をそのまま、潜在意識に受け渡すからです。「私は幸福だ」これを繰り返し繰り返し、言い続けながら眠りについたとします。あなたが寝ている間も、活発に動いてくれるのです。そして、朝起きたときすぐも、潜在意識が活発化しています。この状態も刻み込みやすいのです。ねむけ眼で言葉を繰り返したとしましょう。あなたの意識がはっきりしてくると、意識の奥に入り込み忘れられてしまいます。と言うことは、潜在意識は意識しないあなたの裏で今もなお、言葉通りに動いているのです。あなたからは、幸福だという、オーラ、エネルギーが出続けるのです。もしあなたが、これらを毎日続けるなら、力強い見えない言葉となり、幸福というエネルギーを出し続けるのです。その時、潜在意識は常にチャンスを伺っています。失敗もありません。あなたを幸福にさせる、相手、出来事、環境をあなたに与えてくれます。

今度は映像、イメージを潜在意識に植え付けて、手伝ってもらうことにしましょう。九割以上は意識しない意識に動かされています。それを動かすのはあなたと言うことを忘れてはいけません。水恐怖症の場合どうすれば良いでしょうか。水恐怖症の人が「私は水は全然恐くない」と繰り返したとしましょう。たぶんほとんどの意識が言葉とは裏腹に、私は嘘をついている。と思うでしょうね。これは逆効果と言いました。ではどうすれば良いか。やはり、意識が低下したときがよいでしょう。まずリラックスした状態を作るべきです。リラックスした状態は潜在意識が出やすいのです。今度は言葉ではなくて映像です。それは、楽しく水の中に入っている自分を想像することです。本当に水の中に入っているような生き生きとしたイメージに成るまで続けます。恐怖症なのに?と思うかも知れませんが、以外と想像は出来るものです。それを繰り返し送り込むなら、あなたはその通りに、水で楽しく泳ぐことが出来るでしょう。潜在意識の中に刻まれている「私は水が恐い」を「私は水が好きだ」に刻み変えるのです。これは、催眠療法として用いられています。意識を低下させ、潜在意識を表に出します。その時に聞いた言葉は直接、潜在意識に刻まれますので、その人はその言葉通りにしか動けなくなります。これを応用したものです。自己暗示と言うことです。繰り返し行う想像力は、あなたを支配します。もし、寝る前に「私は最悪の人生だ」と思いながら、又、そのような想像をしながら寝ていくと、これは大変なことです。もうおわかりでしょうか。寝ても覚めても、最悪の中。なんてことになるでしょう。そんな時は、私が心に思わない事は何も起こらない事を思い、改めて想像し直し、肯定的な言葉を用いることが最善な方法です。