☆育て方が間違ったと思うより、           
  親の思い方が間違っているだけ

親は子供のことで悩むと「育て方が間違った!」と言う。実際には

「思い方が間違った!」と思うことなのだが、そう思う親が少ない。

何かが起きると「こんなはずではなかった!」「親の言うことを聞かない
からだ!」「親に心配ばかりかけて!」と勝手に悩んでいる。その挙げ句
に「あんな子を産まなきゃ良かった!」とだめ押しを言う。これは子供が
全て悪く、親には責任がないと言っているのと同じだ。
非行に走った子供や登校拒否、いじめっ子や家庭内暴力で悩んでいる親は、
育て方が間違っていたと嘆くが、これでは何も解決できない。
それどころかもっと悪い方の深みにはまってしまう。それを気がつかない
から、子供は真剣にもっと取り組めと、発破をかけるようにエスカレート
していく。
大部分の親は子供を直そうと、必死になって色々なところへ走り回っている
が、実際には子供が悪いのではなく、親の思いかたが間違っているだけである。
だが親はそうは思いたくない。自分には非の打ち所はなく、全ては子供やその
友達や周りの人達が悪いからだと思っている。子供はそんな親を教育している
のだ。
育て方が間違っていたと思うことは、過去を嘆き悲しむことだけで、何の解決
にもならない。それより一歩前に進む勇気を出すことが、思い方が間違ってい
ただけだからと、親が思えば簡単に歩行修正が出来るはずだ。
子供の責任にするのではなく、親の責任を果たすことが親の役目ではないのか?
非行に走った親は「子供のために人生が台無しになった!」と思っている。