☆親孝行とは
 親孝行とは、親が子供を慈しみ育てることである。

 子供のお陰だと思うことが親孝行なのだが、親に孝行させることが親孝行だと

勘違いしている親がいるから、子供が親に反発するのである。

 親に孝行ではなく、親が孝行と思うことが親孝行である。

 親自身が子供によって悟りを開くことであり、子供がいなければ悟ることは出来ない。

 それを押さえつけたり、強制して育てようと思っているから子供が反発する。

 だが親自身も、その親に押さえつけられて親孝行をさせられていたから、

その恩返しで同じことを繰り返さなければ腹の虫が治まらない。

 だから恩返しではなく怨返しになり「江戸の敵は長崎で」と「坊主憎ければ袈裟まで憎い」

になってしまう。 もういい加減に親孝行の道徳を変えてはどうだろう。

 子供がいる家庭といない家庭を考えてみれば分かると思う。

 孝行という言葉を使える家庭と使えない家庭の違いは歴然と分かる。

 孝行を使える家庭は子供がいる。使えない家庭は子供がいない。 当然である。 

 しかし道徳を勘違いして教え導いているが、誰も変える気がないのか気づかないのか、

いまだにこれが道徳の教えだと言っている。

 勉強しなさいと言う言葉も同じだ。 

 勉強という言葉を使える家庭と使えない家庭の違いは、子供がいるかいないかである。

 このように考えてみれば分かるはずなのだが、一向に気づかない。

 気づいているが変えたくないと思っているのか?

 親の恩を怨返しにしたいために気づかない振りをしているのではないか?