詫びと謝ることによって救われる

  詫びとは何かを知ることにより、あなたの人生が変わる。
  何故、人が人に詫びなければならないのか? 詫びなければならない行為をしていた
のだが、それに気がつかないから、気づくことを教えてくれる人がいる。
  それが我が子であったり、配偶者や兄弟、親戚や甥と姪である。
 誰かが誰かに詫びることにより、誰かが幸せになる。その詫びとは立場と順序を無視し、
 天ノ道を欺いたからである。それを気づいてもらいたいためにこの項を書きました。


☆兄嫁に詫びてから家出した息子さんから電話が入った

  何度も手首を切る自殺を繰り返した息子さんは、精神病院に入れられた。そして退院
してから家出をしてしまった。
 母は長女で主人は二男で、母は実家を継いでいる兄夫婦と、年老いた母親の喧嘩が
絶えないので、引き取り親孝行をしていた。そして母親が亡くなり実家で葬儀を出したが
母親の影祀りをしていた。
 母親を哀れんで兄嫁を憎んだ結果が、息子の自殺未遂と家出であると分かった母は、
実家の兄嫁に詫び、心から行き来をするようになり影祀りを納めた。それを神様が見とどけ
たかのように、それからすぐに家出をした息子さんから「無事だから心配しないでいいよ!」
電話が入った。
 これが魂の仕組みであり神の導きである。家出した息子さんと実家の兄嫁は「前世の母
と息子」であり「僕の前世の母と縁を結ばないと僕は戻れないよ!」と訴えかけていたので
ある。
 だが大部分の人達は何か勘違いしている。親切という字を思い出してみれば、「親を切る」
「親が切ない」「親が切る」と書くではないか。それが何かを考えさせる字だと思えば気づくと
思うがどうだろう。
 また「不幸は詫びの姿なり」で、誠に間違っていなければ何も起きないだろう。何かが
間違っていたから、息子さんが天ノ道を母親に訴えかけて教え導いた。


☆兄のところへ母を帰し、
  兄夫婦に詫びてから息子さんが結婚できた

  二男の家に一緒に住んでいる母親を、兄夫婦の処へ返さなければ結婚の縁がないと
分かり、母親に出ていってもらった。そして兄嫁に詫びてから間もなく息子【長男】が結婚
できた。
 人は誰でも魂の里帰りであり、二男にとって「我が子長男は我が兄の魂と同じ」であり、
「我が子長男嫁は我が兄嫁の魂の里帰り」である。だから親に孝行ではなく「親に受けた
恩を長男夫婦に返すことが誠の恩返し」である。これを実行すれば必ずといっていいほど
幸せになれる。

☆母の形見を実家に持って行ってから娘さんの結婚の縁が出来た

 二男夫婦の家に、しばらく同居していた母親が着ていた衣類と持ち物を、家から出さ
ないと娘さんの結婚の縁がないと分かり、実家に持って行き兄夫婦に詫びてから、娘さん
の結婚の縁が出来た。我が娘は我が兄嫁なり、我が兄嫁は我が娘なりである。
 この二男夫婦は、それまでは娘さんの結婚式に、兄夫婦を招待する気がなかった。
  我が子の魂を入れ替えと組み替えして、兄弟に報告することがお祝いであり、それを
誰に一番に報告するかが間違っていたから縁がなかった。

☆離婚した嫁の家具を捨ててから頭痛や腰痛になった

★母親と息子さんが、頭痛で起きることが出来ないと言われお伺いした。原因は簡単
だった。それは離婚した嫁の家具類が、そのまま残っていたので、粗大ゴミが有料に
なる前に処分しようと、二人で捨てた直後に頭痛に悩まされた。憎しみで粗大ゴミに
捨ててはいけない。家を出ていった嫁に心から詫びてから治った。
★これも同じ原理で、母親と長男とで別れた嫁の持ち物を、有料になるからと粗大ゴミ
扱いで捨てた。それから腰がたたなくなり、二人とも寝たきりになった。その心が間違い
だと気づいた。また母親も亡くなった主人に対して、バカにしていたことも重なっていた。
長男も同じ心だったから、二人とも病んでしまった。その意味が分かり心から詫びてから
歩けるようになった。父親と長男嫁は「前世の父と娘」である。

☆十年来の病は、ただ一人縁がなかった兄嫁が
  お見舞いに来てくれてから治った


  二男は家を増築して間もなく、原因が分からず倒れ意識不明になり、それから十年、
病は治らずじまい。増築したのが原因と言われたので、有りとあらゆるご祈祷をしてもらっ
たが一向に治らない。だがそれは母親を引き取るために増築をしたからである。
 二男と兄嫁は「前世の母と息子」であり、二男嫁と兄は「前世の父と娘」であり、我が子
長男は兄の魂の分け霊であり、我が子長男の嫁は兄嫁の魂の里帰りである。
 この意味が少しずつ分かり始めて二男が涙をこぼし、「兄嫁に会いたい!」と言われ
十年ぶりに再会し、憎しんでいたことを詫びてから、薄皮をはぐように病が良くなった。


☆嫁の足腰が立たなくなり動けなくなってしまったと言われお伺いした


  お嫁さんに会ってみると「フゥフゥ」呻っている。霊現象である。家系を聞いてみて納得。
  長男嫁として嫁いできたが、近くに住んでいた親孝行者の二男が亡くなり、二男嫁は
実家に帰ってしまって、二男を祀る人がいないから実家で祀っているとのこと。
 両親に天ノ道と神魂の創造を説明し、納得してもらおうと色々図式を書いた。長男嫁と
二男は「前世の母と息子」になり、二男を祀っていれば、長男嫁の存在がなくなると、訴え
かけていると言ったが、なかなか分かってもらえなく帰ってきた。
 その後、何日もたってから来て欲しいと言われ再度お伺いし、その時には長男嫁は
顔色が青ざめていた。父親は祀っている二男をどうすればよいかと言われたので「お寺
で永代供養をしてもらうこと」と言ったが良い返事が返ってこなかった。そして親として亡く
なった二男を祀るより、祀っていることを長男嫁に詫びることが、二男の供養になると言っ
たが納得できないと言われたので、そのまま帰ってきた。だが数年後そのお嫁さんは
半狂乱になり、精神病院に入れたと聞いた。


☆我が子の嫁は我が兄嫁なり


 母親【長女】には二人の男の子がいて、上の男の子は結婚し同居しているが、下の男の
子は三十半ばでまだ独身だった。母親は天ノ道と神魂の創造が理解できたが、実行する
のに二年の月日がたった。
 それは実家を出た兄夫婦と縁が切れていること。それも兄嫁と同じ魂の嫁が二男嫁と
して里帰りしてくること。意味が分かっても納得できない。しかし、何度お見合いしてもまと
まらない。結局、兄嫁を許し愛せなければ縁がないと悟った。
 二年の月日が長いか短いかより、全てを許し全てを愛するために、神様の世界から生
まれ変わり、人間界に「時」の中で出会うように、神様と誓って誕生したのである。心の中で
何かが変わり、何度も何度も居留守を使われたが、飽きずに詫びの心で通い始めてから、
その思いが通じ結婚できた。


☆二女の出しゃばりが兄弟の結婚を遅らせていた

  二男である優しい兄が結婚しないのは、妹である二女が出しゃばって親孝行をしために、
長兄夫婦が家を出たことに気づいた。二女は親孝行から身を引き長兄夫婦に詫び、仲良
く行き来をするようになった。それから間もなく兄【二男】が結婚できた。


☆長女婿の立場を守ること


  長男でも妻が長女なら、長女婿の立場と順序を、守らなければいけないと言うことが、
天ノ道と神魂の創造の説明を聞いて納得した。それは我が子二男は、三十半ばで結婚
の縁がないからである。
 今までなら、妻の実家の弟嫁に対して「あの親不孝者!」「出来の悪い嫁だ!」「どう
しようもない厄介者だ!」と思っていて、邪魔者扱いをしていたからである。
 しかし、妻の弟嫁が我が子二男の嫁に、里帰りしてくると分かったから心を変え、今まで
の思いを詫びた。それからすぐに縁が出来た。


☆老舗と師に似ている師似せるの違い

  老舗を守っている父親の勘違いで息子を勘当したが、天ノ道と神魂の創造が理解でき
たので、息子に詫び連れ戻した。父親は代々続いている老舗のご主人だったが、跡を
継いだ息子と意見が合わず、気が合う娘婿に跡継ぎをさせるために、息子を勘当した。
 私は「老舗と言う字は師に似せるだよ!」と言ってあげた。代々跡を継ぐとはどうしても
負担がある。
 娘さんの婿に跡を継がせれば、継いだ本人は頑張るが、その孫の代でまた同じ意見の
衝突になり、勘当しなければならなくなり、堂々巡りになってしまう。父親と長男とは性格が
真反対になり、長女婿とは同じ気質だから、気が合うかも知れないが、息子さんの子供が
父親と同じ気質になる。要するにおじいさんと孫が同じ気質になるから、それを楽しみに
待つことが、魂の里帰りになり、代々師似せる老舗が維持できると分かり、勘当した息子
を呼び戻し和解し、親子の契りが今まで以上に深くなった、と言うわけである。


☆三男夫婦に二人の娘がいて上の娘は嫁いだが下の娘に結婚の縁がない
 天ノ道と神魂の創造を説明したところ、三男である父親は、実家の墓掃除から田畑の
管理をしている。それは長兄夫婦が共に亡くなり、その息子が転勤族で実家が空き家に
なっているからである。それが出しゃばりだと気づき一切手を引いた。
 それまでは世間体を気にし、実家の墓や田畑があれ放題では、みっともないと思ってい
たが、心から間違いだと気づいた。そうしたところ、長兄の息子さんが会社を辞めて農家
を継ぐと言われたので、出しゃばりと分かり詫びた。それから下の娘さんの結婚の縁が
出来た。


☆娘の家庭内暴力で親は毎日が不安で仕方ない。

  高校を卒業間近で娘が突然発狂し、それも家の中の家具類や食器棚など、ありとあら
ゆる物を破壊する。父親が腕力で抑えようとしても手に負えない。父は二男で母は長女
で娘さんも長女である。
 父は実家を継いでいる兄嫁を憎み続けている。それは母親と折り合いが悪いからで
ある。その思いが娘さんに乗り移り、心の想念となって訴えかけている。父が兄嫁の心の
導きに感謝すれば、娘さんが良くなると分かり、毎日何度も心の中で詫びの思いを念じた。
それから実家に行ったところ、兄嫁は待っていたように出迎えてくれ、今までの心のしこり
が取れ、心から兄嫁に詫びて、前世の「母と息子」の契りがよみがえった。それから娘さん
の発狂が治った。


☆流産は詫びの姿

  二男夫婦なのに親を引き取って同居したために、二度の流産の原因と分かり、実家に
住んでいる兄夫婦に心から詫び、親に出て行ってもらった。その直後に今度は流産せず
に、待望の女の子が誕生した。その女の子は兄嫁の魂と生命が宿り、兄と同じ魂と生命
を受け継ぐ婿が里帰りしてくる。だから兄夫婦を無視して親孝行しても、我が子は誕生しな
いと分かったからである。 
 もし兄嫁と同じ魂と生命の娘が誕生し、兄と同じ魂の生命のところへ里帰りしても、兄嫁
は憎たらしいが娘は可愛そうでは、人間界ではつじつまが合わない。
 誕生には意味があり、二男にとって先祖とは兄夫婦であり、我が子は我が兄なり、我が
兄は我が子なり、我が子は我が兄嫁なり、我が兄嫁は我が子なりである。


☆病を治すにはまず姉妹が他人行儀から

 姉妹が仲良く行き来しているときは、姉婿は糖尿病で妹婿は高血圧だったが、お互いが
一線をおき他人行儀にして、弟【長男】夫婦の処と行き来するようになってから、姉妹の
婿達の病が良くなってきた。
 これも詫びの一種である。行き来をしていなかったと言うことは、無視していた行為になり、
身内と他人の区別でなく差別で物事を判断していた結果が、病を引きつけてしまった。意味
が分かり行き来をひんぱんにするようになってから、病が治ってきた。
 人間は寂しがり屋だから、誰かと寄り添って生きている方が楽しいと思うが、天ノ道を無視
して寄り添うことが偽善の罪であり、その結果として病を引き寄せてしまうこともある。


☆姉妹の恩を我が子に返すことが恩返し
 姉と妹は毎日のように会っていた。しかし姉の息子【長男】夫婦には子供が出来ず、妹の
夫は不倫している。それをお互いの行き来を他人行儀にしてから、姉の息子夫婦に子供が
誕生した。姉と妹が始めに不倫や浮気をしていたからと思うことが先決。
 姉妹が毎日会うことは不倫や浮気と同じ事で、二女婿と姉の息子夫婦が気づかせてくれ
ていたのだが、姉と妹は反対に悪口を言い合って、同情や哀れみで悲しんでいたからである。
 姉の幸せを祈りたいのならば、主人の心の導きに感謝し、我が子と嫁を守ってあげること
が姉夫婦への恩返しになる。