◆神饌(しんせん)
神饌は、神前や神棚の前にお供えする飲食物のことです。一般的に、神棚にお供えする物は、お米、お酒、お塩、お水などでしょう。しかし、祭事を行う場合、海の物・野菜・果物と多くの物をお供えして神事を執り行います。

米
酒 酒
水 塩 |
神棚やお札の前にお供えする神饌物は、一般的に、米、酒、塩、水が多く、左のように並べます。
神饌の取り替えは、毎月1日、15日など日を決めてお供えしてもいいでしょう。夏場は、お酒など傷みやすいので時を見て取り替えてあげましょう。毎日、神饌を新しくお供えするのが本来ですが、月参りと言って毎月お参りをする日を定めて、その時に新しくお供えをしてもいいでしょう。 |
祭事 |

水 塩 野菜 酒米酒 乾物 野菜 |
神前や神棚の前での参拝でなく、解体・地鎮祭・家の祓いなど現地で執り行う場合、祭壇を設け、そこにお供えを致します。神饌をお供えする順番には決まりがあり、5台に分けてお供えする場合、上の絵のようになります。 |
お供えの
順序 |
お供えする神饌物には、順番が決まっています。
@和稲 A荒稲 B酒 C餅 D海魚 E川魚 F野鳥
G水鳥 H海菜 I野菜 J菓 K塩 L水 |
各町内の神社で行われるお祭りには、多くの神饌がお供えされ、五穀豊穣や氏子の皆様の幸を祈念しています。その時、お供えされる神饌を上記の順番で神前に捧げられます。 |
神饌の内容 |
祭事に捧げる神饌の、野菜や果物はどんな物をお供えしたらいいのでしょうか?。
神饌物の内容には特に決まりはありません。季節の旬の物や普段口にしている食べ物をお供えすると良いでしょう。
ご家庭の神棚の場合は、貰い物のお菓子や飲み物をお供えして、それから家族で戴くのもいいでしょう。
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神饌の例 |
お 米:小皿に盛る量。
お 酒:一升か二合。
海の物:スルメ、昆布、寒天。
野 菜:大根、人参、キュウリ、トマト。
果 物:リンゴ、みかん、バナナ。
お 塩:小皿に盛る量。
お 水:コップ半分ほど。
各3種類ほどで、2個づつくらいが良いでしょう。 |
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