☆親の夢を無くす言葉によって

1,なぜ少年犯罪が多発するのか?

  これは親の責任を学校になすりつけている場合が多い。確かに学校にも責任の一環はある
と思うが、大部分の犯罪は家庭にある。
 まず親は自分の育った環境を子供に強制しすぎ、子供を自分の思うとおりに操りたいと思って
いる。しかし子供は自分の思うとおりに行動したいと思っている。そのギャップが大きくふくらんで、
切れる子供になっている場合が多い。
 親は自分の思うとおりにならない子供を学校の責任にして、学校を非難している。親の手に負
えなくなると誰かに依存し、誰かに子供の説教を依頼している。
 親は幼い頃の自分の習慣や環境を頭に思い描き、親の思うとおりに素直な子供に育ってほし
いと思う。しかし子供は自分の思い通りの素直に行動したいと思う。親が子供に思う素直と、子
供が親に訴えかける素直の行き違いが、結果として非行や犯罪になる可能性が多い。親自身
も自分が幼い頃や若い頃には、大きな夢やロマンがあったが、親に押さえつけられて教育を受
けた。その根底には世間体と体裁があり、「何々をしてはいけない!」「親の言うことを聞きなさ
い!」と言われ、強制された教育を受けて育った。

2,その教育にも色々ある。

  まず普通一般の教育だが、これは教え導き育てる。次ぎに「凶育」「強育」「狂育」があり、これ
は字が示すように、親や先生が押しつけて無理に教え込む教育である。
 子供には夢があり、そのために親として「夢やロマンを叶えるために、共育、鏡育、響行く、
今日行く、を受けさせて夢やロマンを叶えるために大人にする!」ことも教育である。
 子供は親の鏡であり、親の言うことを聞かずに、親のすることを真似すると言われ、また親が
思ったとおりに子供は素直に成長する。神は「予言と予告は、その人が思ったとおりに結果が出
てくる!」と言われるだろう。だから親自身が思い描いたとおりに子供は素直に成長する。よく育
て方が間違ったと言われるが、そうではなく親の思い方が間違っただけである。
 親自身が思い描いたとおりの子供に育つのだから、育て方が間違ったと思わずに、親の心を
変えなさい! 親が誰かを憎む心があれば、憎しみを心に秘めた子供に育ち、無視すれば無視
される子供に育つようになる。
 これが全ての原因ではないが、親の心のあり方が子供の人生を決めていることは確かである。
だが親は子供が思うようにならなくなると、親の権力で威圧し説教する。
 誰でも説教されたくない。親自身でも同じ事だと思う。だが親は自分の権力を利用し、育てて
やっている恩を売り、親孝行を思い描き、子供の心を無視して強制しようと、何度も同じ言葉を
繰り返す。次に挙げる言葉は一例だが、思い当たるところがあると思う。その言葉とは、

3,夢とロマンを無くす言葉

☆ほらまたやった!

☆早くサッサとしなさい!

☆いつまでやっているの!

☆うるさいわね! あっちに行きなさい!

☆大人の問題に口を出さないこと!

☆あなたってダメね!

☆そんなことより先に勉強しなさい!

☆ぐずぐずしないで!

☆しっかりしなさい!

☆頑張ってね!

☆何べん言えば分かるのよ!

☆バカなことを言わないで!

☆屁理屈は言わないで!

☆なぜ私の言うことを聞けないの!

☆分かった! 分かった! 後でね!

☆黙って私の言うことを聞きなさい!

☆あなたは男(女)でしょ!

☆世間体が悪いからヤメテよ!

☆少しは私の気持ちを分かってよ!

☆私が恥ずかしいからヤメテよ!

☆私に出来てなぜあなたに出来ないのよ!

☆あなたはお父さん(お母さん)に似てダメね!

☆あなたを生まなければよかったわ!


4,ロマンを無くす言葉の例

ここに挙げる例文は臆病な親が、常日頃、何気なしに使って子供をダメにしている言葉である。


あるお母さんは連休や夏休み中、遊びに熱中して宿題をしていない子供に、

「あれほど前から、口酸っぱく言ったのに、まだやってないの!

あなたはお父さんに似てダメな子ね!」


子供が母親の顔色を伺いながら、ノソノソと宿題を始めようとすると、

「まだやってないの! 早くサッサとしなさい! ○○ちゃんに負けてもいいの!

ホントにあなたはのんきなんだから!」


子供が不機嫌な顔をしているのを見て嘆きながら、

「私が恥ずかしいのよ! あなたは私の気持ちを少しも分かってくれないのね!」


子供が宿題をしながら、えんぴつを落としたり、消しゴムで消しながらノートを破ると、一言、

「ほらまたやった! いつも言っているでしょ。何べん言えば分かってくれるのよ!

やる気がないからよ! いい加減にしなさい!」


子供がべそをかき始めると、少し優しくなだめすかすように、

「あなたのためを思って、言ってあげているのよ! 少しは私の身になって考えてよ!」


子供が少しでも言い訳すると、大きな声で、

「うるさいわね! 言うことだけは一人前なんだから! なぜ私の言うことを聞けないの!」


お母さんは優等生だったので、

「私に出来て 何故あなたに出来ないの!」


子供が宿題を放り投げると、最後に一言、

「あなたは本当にバカな子ね! 私はあなたを産まなければ良かったわ!」

5,子供は神の子

  誰でも言われたくない言葉だと思うが、大部分の親が常日頃、知らず知らずのうちに使って
いることが多い。
 神は子供を説教するより、親自身の心を変えなさいと言うだろう。子供は誰の子でもなく神の
子であり、人間は神と共に生き、神と供に素晴らしい体験をするために生まれてきた。
 だから大人が温かく神の子を見守ることが、神の御心に叶う祈りである。子供を説教すれば
夢やロマンを描くことをヤメテしまう。それより我が子に感謝することだと思う。我が子に感謝で
きない親は、いくら神に祈っても祈りは通じない。ましてや神の導きもない。
 子供は親の私有物でもなく、大人のあやつり人形でもない。子供がいるから親としての役目が
出来るのであって、子供がいなければ親とは言わず、ただの大人だけである。また子供がいる
から孝行という言葉が使える。

6,孝行とは

  孝行とは「親が子供を慈しみ育てること」であり、子供に孝行してもらうことではない。
  親自身が子供に孝行することが「親孝行」であり、その恩が返ることが「子孝行」である。
 親孝行と子孝行のはき違えが、子供の心を無視して能力を無能にして、親の得手勝手で足か
せをはめている。親孝行や勉強と言う言葉を使えると言うことは、子供がいるから使えるのであ
り、子供がいない人には使えない言葉である。子供を押さえ強制し、いざ成人してから「何でも好
きなことをしなさい!」と大人や親は言うが、子供は何をしていいのか分からない。
  それは親自身が自分の親に押さえつけられて育ったから、その恩返しで我が子を育てる
「怨念返し」の「怨返し」である。それより感謝しなさい。


7,感謝とは
 自分自身に感謝できない人は、我が子に感謝できない。自分自身が不幸だと思っている人に
は我が子であれ、他人であれ導くことは出来ない。

自分の心の導きに感謝!

自分の魂の導きに感謝!

親がお互いの心の導きに感謝!

親がお互いの魂の導きに感謝!

我が兄弟の心の導きに感謝!

我が先祖の心の導きに感謝!

我が親戚の心の導きに感謝!

我が子の心の導きに感謝!

我が子の守護霊の導きに感謝!

我が子の守護神の導きに感謝!

神の導きに感謝!


我が子は我が先祖の魂を受け継ぎ、幸せな人生を送ることが出来る、

最幸な魂があり、最光な神の子です。これが祈りがみのる修成大神の導きです


と毎日祈り続けることができる親が、最幸な魂であり、最光な神である。

これが誠の親であり誠の大人である。育て方が間違ったのではなく、ただ思い方が間違った

だけである。我が心の導きに感謝!