私、水野勝元はあるきっかけで教会長である鈴木徳彦先生に、無理やりに門下生にして
いただき、たまにはお手伝いなどをさせてもらっています。(先生は、門下生と思っていないと思います。)

 私の仕事は、洋服を作ったり売ったりする会社を経営しており、自分の店の店名の入ったオリジナル商品の販売を12年行ってきました。しかし、平成17年に、ある会社から、平成16年におたくと同じ名の商標権を取ったので、商品を止めろ、さもなければ損害賠償を請求するなどの文章を送られてきました。わけもわからずその夜、いつもの飲み屋に行き、事の全貌を店主に話しているうちに、この店に以前、弁護士の方が来ているのを思い出し、その方のことを尋ねると、体をこわし半年来ていないとの話をしている、まさに、その時、その弁護士の方が入ってきました。この偶然は、なんだと思い、その方の力で有名な事務所を紹介していただきました。

それから文書での相手とのやり取りの争いになり、やはり商標権は、取った物勝ちなどいわれ、まずいなと思い、その事務所も金額の事を高くいわれ、もうだめかなと8割がた思っていました。が、あるきっかけで別の弁護士の先生を紹介してもらい、今度は流れにまかせようと思い、その先生に相談した所、自分の気持ちを書きなさいと言われ、鈴木徳彦先生の話、長男の健嗣君の話、飲み屋の店主の話しなどの言葉を思い出し、ひらきなおり、「私はあなたのお陰で、新しいブランドを作るきっかけになりました。感謝します」との思いを書いたところ、数日後、相手の弁護士があらわれ相手から和解して下さい、との言葉があり、私は逆に商標権を取る金額と同じ金額で、いままでの商品も公認させていただきました。まさに奇跡のような話でした。



飲み屋での偶然とは思えない弁護士さんとの出会い。そして新しい弁護士さんのつながりなど、すべて私が先生や健嗣君から聞いた、気づき、変わればまわりが変わり、そのきっかけは、すぐ近くにあることが意味のあることだと。いま思えば、話がレールのように作ってあったかのようだったのです。まさしく、私の会社を訴えてくれた相手が造ってくれた、商標の勉強、および会社を新しくするチャンスだったのです。それを気づかず、やみくもに争っていたならいまごろは、泥沼化してたに違いないでしょう。

 嫌いな人を許すことは大変ですが、無理やりでも思ってみると、その時すでに自分は変わってますので、相手も必ず変わっていくという体験をさせていただきました。

 気づかせてくれた、嫌いな相手に、ありがとう。